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2024栃木県立入試理科 大問5 電池(化学)

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2024栃木県立入試理科の大問5です。

単元は電池ですね。

では、みていきましょう。

 

電池の基礎知識です。

電池は

電解質(電離するやつ)の水溶液

②2種類の金属

の条件がないとできません。

電池は、化学エネルギーを電気エネルギーに変換するものですね。

 

また、2種類の金属についてですが、高校受験においては4種類覚えておけば良いです。

その4種類とは

Cu 銅

Fe 鉄

Zn 亜鉛

Mg マグネシウム

この4種類。

大学受験になると、20種類くらいを語呂合わせで覚えます。語呂なのでそこまで覚えるのに苦労しませんが、高校受験だと4個でいいんだな~くらいの認識でいてください。

 

ちなみに、この4種類の金属は銅が強く、マグネシウムは弱いです。

強い、弱いとは何かと言うと、その金属が溶けるか溶けないかを意味します。

 

金属の強さランキングですね。

銅が最も強く(正極になる)、マグネシウムが最も弱い(負極になる)

2つの金属を選んだ時に、上にいる方が強いです。溶けません。

下にいる方は弱いので溶けます。溶けるということはイオンになる、ということなので

このとき、電子も何個か放り投げます。

この電子の移動によって、電気が流れるのですね。

 

では、問題に行きましょう!

 

1.電池のエネルギー変換

化学エネルギーを電気エネルギーに変換します。知識問題です。

 

2.ダニエル電池の説明

ダニエル電池は、銅と亜鉛を使います。

強さランキングを思い出しましょう。

亜鉛

ですね。

つまり、銅は溶けずに、亜鉛が溶けます。

溶ける亜鉛が負極なので、-極ですね。

電流は、電子の流れる方向とは逆に流れるので注意。

 

3.ダニエル電池を長持ちさせる方法

このような問題は大学受験の記述でも出てきますね。

 

ダニエル電池をざっと説明します。

まず、金属ですが亜鉛と銅を使います。

そして電解質ですが、亜鉛の方には硫酸亜鉛、銅の方には硫酸銅を使います。

ダニエル電池で4文字なので、4種類の物質を使うんだな~と覚えましょう。

(ちなみに、初代電池であるボルタ電池は3種類の物質を使って電池を作りました。)

 

このダニエル電池がどのように反応するか考えていきます。

負極の亜鉛

亜鉛が溶けて、硫酸亜鉛になります。

このとき、電子を2個放出します。

 

正極の銅板

硫酸銅に含まれている銅イオンが電子を受け取り、銅になります。

このような流れですね。

 

オルゴールを流したいということは、電子をたくさん反対側に持っていきたい、ということですよね。

なので、まずは亜鉛板の表面積を大きくして、硫酸亜鉛とたくさん反応させましょう。

(表面積を大きくすることでメリットがあるものは根毛・柔毛・肺胞もそうですね。これらは記述でもよく出るので確認しておきましょう)

 

また、たくさん電子が出てきても、受け取る側がいないと電子は飽和してしまい電気が流れません。

受け取る側は、硫酸銅に含まれている銅イオンでしたね。

この硫酸銅がたくさんあればいいので、硫酸銅の濃度を高くしましょう。

 

4.素焼きの容器を取り外すとどうなるか

混ぜたらどうなるの?と聞かれていますね。

 

確認します。

混ぜる前

亜鉛板が溶けて、電子が反対側に移動します。

反対側には、銅イオンが電子を待っています。

銅イオンが電子をもらい、銅になります。

 

この流れでした。

 

混ぜましょう。

亜鉛版が溶けて、電子が反対側に移動しようとします。

反対側に行く前に、そもそも水溶液中には銅イオンがいます。

亜鉛板が溶けつつ、すぐ近くにいる銅イオンに電子を与えます。

銅イオンは、亜鉛板上で銅になります。

時間がたつと、亜鉛板に銅がコーティングされます。

2種類の金属だったのが、1種類になってしまいましたね。これでは電池になり得ません。

 

このようなお話になります。

 

電池の問題がきたときは、電池になる条件と、金属の強さランキング(イオン化傾向といいます)をしっかり思い出しながら解きましょう。

3年生の範囲ですが、比較的解きやすい大問だったと思います。

 

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埼玉大学理学部入学後、教員となるために東京学芸大学教育学部理科専攻へ。

同大学卒業後、高校教師。大手学習塾講師など様々な教育現場を経験。

集団授業などの学習指導のみで本当に学力が向上するのかと疑問を感じ、個々の進度に合った学習計画や学習方法の指導に重きを置いた自学塾Activeを立ち上げる。

 

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