小山市の自学塾Activeです。
自学塾Activeは私立特待、栃高栃女、宇高宇女を自学で目指す塾です。
2023栃木県立入試理科の大問3です。
単元は、霧。
湿度計算はよく出るのでしっかり理解しておきましょう。
※ちなみに、湿度は溶解度と非常に似ています。セットで覚えておくといいかもしれません。
それでは、みていきましょう。
1.ビーカーをドライヤーであたためた理由
そもそも、結露するのはどういうことか考えましょう。
空気中には、水蒸気が含まれています。
ただ、空気中に含まれる水蒸気には限度があり、温度によって変わります。
温度が高いほど、水蒸気を多く含むことができます。
温度が低くなり、空気中に含まれる水蒸気がギリギリの状態を
飽和水蒸気量
といい、そのときの温度を
露点
といいます。
露点より温度を下げてしまうと、含むことのできなくなった水蒸気が水滴として私たちの目に見えるようになります。
私は勝手に【汗をかく】と表現しています。
今回の問題は、結露を防ぐためにドライヤーであたためていますね。
結露とは、【汗をかきはじめた】温度のことです。
つまり、露点ですね。
【汗をかかせたくない】から、ドライヤーであたためるのです。
つまり、それは露点よりも高い温度にしたいということであり、飽和水蒸気量を大きくしたいということですね。
2.霧が発生する条件
装置A~Cを確認してみます。
装置A
上:フラスコに氷水
下:ビーカーにぬるま湯
結果:白いくもり
装置B
上:フラスコに氷水
下:空のビーカー
結果:変化なし
装置C
上:空のフラスコ
下:ビーカーにぬるま湯
結果:変化なし
です。
AとBを比較すると
条件を変えているのはビーカー内ですね。
Aはぬるま湯、Bは空。
水蒸気がたくさん含まれているのは、より温度が高いAですね。
AとCを比較すると
条件を変えているのはフラスコ内ですね。
下のぬるま湯を冷やすかそのままかで実験結果は変わっていますね。
3.「朝霧は晴れ」の理由
身近にある科学という感じがします。
今後、このようにも文章を読ませて考えて解く問題が増えると思います。
②、③の選択肢は話の流れ的に、空気中の【水蒸気】が【凝縮】とすんなりいける気がします。問題は、①でしょうか。
前日が【晴れ】だったから、地表が冷やされるよねというお話でした。
霧は中2の地学分野です。
ここはおおまかに湿度計算編と天気編の2つに分けることができると思います。
天気の方は覚えていないと太刀打ちできないので、地道に覚えていきましょう!
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