個別指導の自学塾Activeです。
自学塾Activeは私立特待、栃高栃女、宇高宇女を自学で目指す塾です。
大問は5問で120分(多分)です。
理論2問、無機、有機、高分子と全体的に出ていますね。
それぞれの問題をざっと見ていきましょう。
大問1 理論
(1)物質
状態変化についてです。
問5では、60℃の水を120℃の水蒸気にするために必要なエネルギーを求めますが、丁寧に計算していけば難しい問題ではありません。
(2)水溶液
質量モル濃度や水溶液の調整方法、質量パーセント濃度を聞かれます。
特に難しくはないので、大問1はしっかり取り切りたいです。
大問2 理論
(1)平衡
四酸化二窒素から二酸化窒素が生じる反応です。
条件を変えた時にどちらに平衡が移動するのか、そしてその時に平衡定数はどうなるのかなどの問題があります。
基本的にはルシャトリエの原理に従いましょう。元の状態に戻りたいんですね。
また、平衡状態時の濃度も聞かれます。2次方程式の解の公式も使っているので、若干難しいかもしれません。ただ、必要であれば√41=6.4を使いましょうと言われているので、計算の途中で√41が出てくるんだろう、と想像することは容易いです。この表記が問のすぐ近くにあるか、最初の原子量の一覧にあるかで難易度は変わりそうです。
(2)酸化還元反応
過酸化水素についてです。過酸化水素は酸化剤にも還元剤にもなりうるのでしっかり理解しておきましょう。
問5ではおなじみの過マンガン酸カリウムとの滴定に濃度不明の過酸化水素が用いられています。
大問3 無機
(1)ハロゲン
問5の溶解度積が少しやっかいです。
ただ、それ以外の問題はほぼ知識で解けます。きちんと取りたいです。
(2)鉄
問2に化学反応の計算があります。
係数比からさくっと求めてしまいましょう。
問5が計算問題です。
硫酸水和物の水の係数が分かっていませんが、そこにアンモニア水を加えてからの硫化水素で硫化鉄の沈殿を作っています。
これ、硫酸水和物と硫化鉄の鉄原子の数が同じなので、1:1の計算で解けます。
その流れで水和物の係数も出せます。
大問4 有機
(1)エステルの構造決定
C5H10O2の構造決定です。
構造決定は良いですね。パズルを解いているみたいで面白いです。
(2)ベンゼンの反応
ベンゼンからアセチルサリチル酸の反応の流れを書けるようであれば苦労しません。
有機化学は、アセチレンからスタートしてアセチルサリチル酸とパラヒドロキシアゾベンゼンまで書けるようになるとスムーズに有機化学の問題に取り組むことができると思います。
大問6
(1)高分子
6,6-ナイロン、イオン交換樹脂、ポリエチレンテレフタラートが出てきました。
それらの性質や、反応や、重合度の問題が出ていますね。
(2)タンパク質
問2が難しいかもしれません。
食品に含まれるタンパク質の質量を求める問題です。
全体としては、最後のタンパク質を求める問題が難しかったかな?という印象です。
それ以外の問題は基礎~標準レベルの問題です。
ただ、すべての単元から出題されているので、きちんと学習していないと高得点は狙えないと思います。特に、現役生は高分子を捨てがちなので、先取りを意識して学校の授業より先に終わらせてしまいましょう。
次回は、宇都宮大学の過去問を解いてみます。
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