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2023 宇都宮大学 工学部の物理を解きました。
大問は5問で120分です。
それでは、ざっと見ていきましょう。
大問1 力学 力のつり合い/モーメント
1つ1つの問いが分かれば、最後の問5も分かります。
問5は、問1~問4を条件を変えて解いているに過ぎません。
良問です。
大問2 熱力学
理想気体の状態方程式を使い、問1、問2はさくっと解けます。
問3は気体がピストンにした仕事を求める問題です。
ピストンがL移動したので、気体がした仕事とばねが縮んだ分のエネルギーを考えてあげると解けます。
最後の問4は、気体が放出or吸収した熱量を求める問題です。
定積モル比熱と熱力学第一法則で求めます。定積なので気体がする(される)仕事は0です。
大問3 波動 気柱の振動
この大問が一番難しいと思いました。
開管の気柱の振動の問題で、温度を上げると音速も上がる条件もあるので文字が複数登場します。それで勘違いが起きやすいと思いました。
ただ、問4の記述は簡単です。
問5が今回の物理で最も難易度が高いと思います。
大問4 電磁気 抵抗とコンデンサー
オーソドックスな問題が5問あります。
基礎~標準的な問題です。
大問5 電磁気 ジュール熱
導体棒に流れる自由電子について、最終的にはジュール熱を導出する問題です。
この大問もまた文字がたくさん出てきますが、誘導にきちんと乗れていれば最終的には
Ep=RI²
になります。綺麗な式ですね。
難易度としては、標準的だと思います。
120分で大問が5つなので、ざっと1問あたり24分。
しっかり考え抜いて、答えを出していきたいものですね。
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埼玉大学理学部入学後、教員となるために東京学芸大学教育学部理科専攻へ。
同大学卒業後、高校教師。大手学習塾講師など様々な教育現場を経験。
集団授業などの学習指導のみで本当に学力が向上するのかと疑問を感じ、個々の進度に合った学習計画や学習方法の指導に重きを置いた自学塾Activeを立ち上げる。
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