小山市の自学塾Activeです。
2022栃木県立入試理科大問2です。
火成岩なので、地学分野ですね。
それでは、見ていきましょう。
1.顕微鏡の倍率と火成岩のつくり
倍率の計算は、【接眼レンズの倍率】×【対物レンズの倍率】です。ここはすんなりいきましょう。
問題は、火成岩のつくりですね。
火成岩はそもそも
火山岩
深成岩
の2種類のことです。
マグマが冷えて固まってできた岩石ですね。
で、この2種類ですが、つくりが違います。
つくりが違うということは、できた場所が違うということです。
どこでできたかというと
火山岩
①地表付近
②急に冷えた
深成岩
①地下深く
②ゆっくり冷えた
どちらかを覚えれば、もう片方はその逆なので簡単です。
そして、これらは記述でよく出ます。覚えましょう。
あとは、斑状組織だとか、等粒状組織だとかも聞かれます。
2.花崗(かこう)岩に最も多く含まれている鉱物
深成岩です。
オーソドックスな覚え方ですが
りかちゃんあせって下駄はいた
深成岩: 花コウ岩 セン緑岩 斑レイ岩
と覚えるのが無難かと思われます。
あとは、深成岩は少し難しい漢字を使うなぁくらい覚えておけば大丈夫です。
そして色についてですが
順番はこのままで覚えて
玄武岩の【玄】に注目してみます。
この漢字は玄人(くろうと)に使われます。
つまり、黒。
右側が黒で、左側が白なんだな、と覚えましょう。
※他にもマグマの種類でも覚える方法があります。
そんなわけで、花崗岩は白色です。
白色には無色鉱物が多く含まれているので、石英か長石を選びましょう。
今回は、長石ですね。
3.斑晶と石基のできかたを記述する問題
記述です。
斑晶と石基についてですが
斑晶:大きい粒のこと
石基:大きい粒になれなかった部分
のことです。
大きい粒になるためには時間をかけて成長する必要があり、大きい粒になれなかったということは、時間をかけて成長できなかったということです。
要は、等粒状組織は大きさの等しい斑晶がたくさんあり、斑状組織は大きくなれた斑晶と大きくなれなかった石基がある、というだけだったんですね。
頻出問題なので、きっちり記述したい所です。
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